4歳の子どもが、周囲の同い年の子と比べて身長が低いように感じますが、大丈夫でしょうか。
お子さんの身長が気になる場合は、母子健康手帳にある成長曲線を確認してください。その曲線上に成長の記録をつけてみて、身長の伸びが成長曲線の標準的な範囲を大きく外れていなければ通常は心配ありません。しかし、平均身長との差が大きい場合や身長の伸びが悪くなっている場合は、病気が原因のこともありますので、早めに医療機関に相談してください。子どもの身長が低い原因の多くは遺伝によるものです。しかし、成長ホルモンなどの身長を伸ばすホルモンが出ていない場合や、まれですが、染色体や骨の病気によって身長が伸びない場合もあります。また、小さく生まれて、その後身長があまり伸びない場合もあります。これらの病気はそれほど多くありませんが、早めに治療を受けることで身長が伸びることがあります。お子さんの身長が心配な方は、日ごろから母子健康手帳にある成長曲線に記録する習慣をつけ、身長の伸びが悪くなっている等に気付けるようにしましょう。